Linuxエンジニアとして転職を考える

Linuxは今では多くのシステムでも採用されており、それゆえLinuxを扱うことがきるエンジニアの需要もまた高い状態です。金融系のシステムでも、Linuxベースで構築されることが増えてきており、それに従い、ミッションクリティカルな構築・運用ができるLinuxエンジニアはとても重宝されます。

 

Linuxは、プロダクトベースで見ると現在はさまざまなディストリビューションが出ています。代表的なものとしては、Red Hat、CentOS、Ubuntu、Debianです。この中で、業務用として最も用いられているのが、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)です。Linuxは基本的にオープンソースで無保証ですが、Red Hat Enterprise Linuxは、Linuxを製品ベースで保証のあるパッケージ化することで企業ユーザも利用出来るようにしたものです。

 

そのため、企業ユーザがLinuxを使う際は、Red Hat一択と言っても良いぐらいです。Red HatクローンのCentOSを使う場合もありますが、基本はRed Hatであり、Linuxエンジニアと言う場合は、Red HatすなわちRHELを触れることが第一条件となります。

 

ちなみに、2016年〜2017年時点では、RHELのバージョンは6がまだ主流です。徐々にバージョン7が増えてきていますが、実績と安心感の面ではまだバージョン6を使用するケースが多く、したがって、LinuxエンジニアとしてもRHEL6が扱えるようにしておくのが良いでしょう。

 

ただしLinuxを扱うというレベルも様々です。単にLinuxによって構築されたシステムを監視をするというレベルから構築ができるレベル、そしてチューニングをできるレベルや設計ができるレベルなどがあります。

 

開発では要件定義や設計、製造という流れがありますが、インフラの業務においても同様です。顧客と調整をしながらインフラ環境の要件定義を行うという業務から、環境を設計、そして実際に環境を構築するという業務があります。こちらは、インフラ専門のSEとして業務に就くことが多いです。

 

最近ではLinuxによるシステムの構築だけでなく、設計も行うことができるエンジニアは特に重宝されています。Linuxを扱うSEとはいえ、対象はLinuxにとどまらず、データベースや仮想化環境への知見も必要となるケースがあります。また、簡単なシェルスクリプトは作成することが求められます。

 

そしてLinux環境と言っても、顧客によって環境はさまざまです。サーバーが数台の環境から数百台あるような環境、日中の運用で済むものから、24時間365日の運用が求められる環境など、規模・運用レベルなど様々なものがあります。

 

顧客の望むレベルに応じて適切な方法で運用をすることが、Linux運用エンジニアにも求められるのです。

 

この辺りは、顧客がどの程度のレベルを求めているのかと自分が何ができるのかについてしっかりと把握しておくことが重要です。