SEと資格との関係

業務を行う上で最低限の資格は必要ではあるものの、業界や業種によって資格に対する考え方は異なります。

 

例えば、士業分野では資格のあるなしというのは、働く上で大きな意味を持ちます。士業においては資格が国家資格であり、業務独占となるので、資格が無いと業務ができません。資格がなくても補助的な業務を行う事務員などとして採用されて働くことは可能ですが、資格を持っていないということで肩身の狭い思いをする場合は少なくありません。

 

一方、エンジニアの資格については単純に資格が必要であるとも不要であるとも言えません。1つ目は働くうえで資格が必須な場合。これは電検や無線従事者のような国家資格を有して働く場合に該当します。資格をもっているととで業務を進めることが出来たり、あるいは業務の責任者となることができるため重宝されます。

 

一方、エンジニアの業界には民間資格やベンダー資格も多く存在します。IT関連にも資格はありますが、これらは資格がなくても働くことは出来るものです。そのため、資格を多く持っていても実務経験がなければ何の役にも立たないとか、資格マニアと揶揄されることすらあります。

 

もちろん、基礎知識として資格取得の勉強をすることを否定するものではありません。しかし、資格は資格であり、IT関連では実務の方に9割以上の重点を置かれるということです。特にITの分野では10個の資格よりも1つのアウトプットが重視されるという世界です、

 

また、最近のSEの仕事であれば、資格よりもコミュニケーション力や分かりやすい説明力が要求されるところがほとんどです。仕事ができてもコミュニケーションスキルが不十分であるために仕事をさせてもらえないということもよくあります。

 

認定資格などの枠組みよりも、実務上の能力やスキルを重視するというのは珍しくありませんが、エンジニアの業界もそのうちの1つだということです。