SEの転職でスキルがない人はどうする?

SEの転職で最も問われるのはスキルです。会社によりタイミングにより、ウェイトを置くポイントの差はありますが、何らかの形で『ITエンジニアとしてのスキル』が最も問われるという部分は揺るぎません。

 

もっとも、転職においては即戦力が求められることがほとんどなのですが、IT業界は特に即戦力を求める風潮があります。若い場合はポテンシャル採用という形で将来の期待値を重視して採用に至る場合がありますが、それでも、今までの業務での実績と身につけたスキルを考慮してということになります。

 

IT業界で未経験者が難しい理由として、IT業界では自社内勤務よりも客先常駐型の勤務が多いということが挙げられます。テレビのCMでよく出てくるような超大手のIT企業を除き、ITエンジニアというのは顧客のオフィスに行って作業を行います。例えば銀行なら銀行のシステム部門があるスペースで作業といったように、顧客のオフィスで作業をするために、自社内でOJTをしながらエンジニアを育てることが容易ではないのです。

 

これは、元請け企業から1次請け企業、2次・・と段数が上がるにつれて難しくなる傾向にあります。まずこれを頭に入れておいてください。

 

上記の背景から、企業としては即戦力となるSEの採用を強く望んでいますし、現状走っている業務に必要なスキルを持っているかどうかがとても気になるのです。

 

逆に言えば、転職先の企業が求めるようなスキルを自分が既に身に付けているのであれば、意気揚々として転職に臨めます。あとは自分をしっかりアピールすれば良いだけです。では逆に、スキルが不足している場合は・・・?

 

狙う戦略としては2つです。

 

(1)ポテンシャル採用枠を狙う
(2)別の会社に転職をすることでスキルアップを積み重ねる

 

(1)の方法は、ハッキリ言えば年齢次第。20代であればポテンシャル採用に至ることはあります。一方、もう少し年齢を重ねている場合は、あまり選択の余地はないと思います。

 

では年齢などの理由でポテンシャル採用は望めない場合はというと、これは『今、自分が就ける仕事を地道に探す』しかないでしょう。ITの仕事でも、状況とタイミング次第で未経験でも就業可能な仕事もあります。

 

ただこれは、本当にタイミング次第のところが大きいです。しかも、未経験で就業可能な仕事は即座に充足してしまうケースが多いので、迷っているうちに機会を逃してしまうこともあります。

 

未経験でも受け付けることが多いのは、365日稼働システムの運用業務です。場合によっては夜勤が発生し、交代制で勤務を回していくことになりますが、年齢が少し高めの未経験でもOKのところも多いです。あとは、ITでも調整事務系の仕事だと未経験でも大丈夫な場合があります。

 

これが、今の状態としてスキル不足があるのであれば現実的な方法であるとも言えます。

 

しかし1つ注意しなければならないのが、その場限りの仕事ではなく、将来のスキルアップに繋がる仕事を選ぶこと。また、スキルアップが実現可能な会社であるかどうかをしっかり吟味すること。

 

ある程度の年齢になったら、数年間でも無駄にしたくありません。自分がスキルアップをするために入社したはずが、スキルアップできずに忙しい時間を過ごしただけとなれば、キャリアパスの中で痛手となります。

 

そのためには、転職をする際には転職先の情報をしっかりと把握しておくことです。転職先の情報はインターネットからも調べられますが、最も信頼できるのが実際に足を運んでその会社に行って得た情報です。自分の足でその会社に見学に行き、社風や従業員の様子を確認する・・・ベストではありますが、個人でそこまでするのは難しい面もあります。

 

そういう場合は、転職サイトにある情報を利用して転職活動に生かすということも考えるとよいでしょう。