プロジェクトのトップは日本のSIerでない方がよい?

システム構築のプロジェクトの役割としては大きく、

 

PM(プロジェクトマネージャー)
SE(システムエンジニア)
PG(プログラマー)

 

に分かれます。もっと大きなプロジェクトになると、PMの上にコンサルタントがつく場合もあります。

 

さて、最近の大型プロジェクトではPMやその上のコンサルタントは日系ではなく欧米系の会社がつくことが少なくありません。ぶっちゃけて言うと、I●Mとか。。。

 

もっと言うと、日本企業のSIerからはあえてPMのポジションを外されるという場合もあります。

 

実働部隊として働くのは日本のSIerから出てきたエンジニアであるのだけれども、それを統率するのは欧米系のシステム会社であるというのです。何とも悲しい事実です。。。

 

この理由としては、次のようなものがあるとのことです。

 

日本のSIerは大半がメーカー系SIerとなっています。中でもF系が大きいですが、その他にもH系やM系などがあります。

 

こうしたメーカー系SIerは、どうしても自社以外の製品をゼロベースで見られないことが多いのです。場合によっては自社以外のHW/SWでシステムを考えた方がユーザの要望には合っていることがあっても、悲しいかなメーカー系ではそれを全面に出して提案をすることがはばかられます。

 

一方、欧米系のSIerはその辺りのしがらみがありません。「良いものは良い、悪いものは悪い」という判断がシビアです。

 

そして最近はユーザも賢くなりました。同じお金を払うのなら、質の良いものができた方がうれしいに決まっています。何だかんだ理屈をつけて自社製品を優先しようとするメーカー系SIerの考えは通用しません。

 

以前は、システム内のハードとソフトを全て1つのメーカーでそろえることで、包括的なサポートを受けるという考えもありましたが、最近は、システム内が1つのメーカーということは稀で、さまざまな機器を組み合わせて、リーズナブルで質の高いシステムを構築するという考えが当然になっているのです。

 

そうなると、プロジェクトのトップに就くのは、何のしがらみもない欧米系のSIerの方が都合がよいということになるのも自然の成り行きです。

 

この辺りは、日本企業がハードありきの考えから離脱しなければならないことを示す1つの例だと言えます。